当期の経営成績の概況
当連結会計年度において、当社グループを取り巻く事業環境は、第4次産業革命と呼ばれる技術革新のなか、
独自の基盤技術をベースとしたIoE(Internet of Everything)の世界を支える取り組みを進めております。
当社グループ事業の柱である自動運用をベースとした各種サーバを対象とするマネジメントサービスは、
堅調な受注の積上げと低い解約率を維持、東証一部上場の形式要件の一つである利益の額を想定通りクリアし、
次世代データコントロールのリーディングカンパニーとして確実に継続的成長を実現しております。
また、当社グループが開発した最新IoTモジュールの出荷も開始され、
IoTデバイス(モノ)マネージ開始へ向けて着実に進捗しております。
米国シリコンバレーにおけるIIoT(インダストリアルIoT)プラットフォームの先駆け的企業である
Litmus Automation,Inc.(米国:カルフォルニア州サンノゼ)とのコアパートナー提携やConvertible Note引き受けを行うなど、
具体的なグローバル展開を開始いたしました。
また、ソフトウェアによって細胞をダイレクトに制御する再生医療分野における視覚再生プロジェクト(NEW-VISION)では、
同プロジェクトで開発を進めている視覚再生用プリズムグラスに関して日本国特許庁より特許登録されるなど、本格的な事業化へ向けた取組みを開始いたしました。
この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高1,296,474千円(前連結会計年度比16.8%増)、営業利益325,353千円(前連結会計年度比27.3%増)、経常利益330,519千円(前連結会計年度比30.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益262,337千円(前連結会計年度比42.8%増)となりました。