経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間(平成29年4月1日~平成29年12月31日)のわが国経済は、企業収益や国内設備投資が
改善するなど、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、米国の政治的混乱や欧州政治の不確実性の拡大、
朝鮮半島や中東地域における地政学リスクの高まりなど、世界情勢の先行きは依然として不透明な状況が続いており
ます。
このような情勢下、当社グループの連結業績は、売上高については、ナフサ等の原燃料価格の上昇に伴う石油化学
製品の価格上昇や海外製品市況の上昇により、6,019億30百万円と前年同期に比べ885億33百万円(17.2%)の増収と
なりました。営業利益については、販売価格の上昇が原燃料高の影響を上回ったことにより交易条件が改善し、943億
45百万円と前年同期に比べ228億75百万円(32.0%)の増益となりました。経常利益については、為替差益の増加によ
り997億20百万円と前年同期に比べ242億43百万円(32.1%)の増益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利
益については、689億78万円と前年同期に比べ171億29百万円(33.0%)の増益となりました。