(第2四半期累計期間連結業績予想修正の理由)
主力であるいちご果実・青果事業のいちご果実販売において、夏秋期は従来の業務用としての販売に加え、食味の良い
新品種「夏瑞/なつみずき」(品種登録申請名「ペチカほのか」)を生食用として、販売の拡大に努めてまいりました。
生食用の販売数量については前年同期を上回りましたが、主に大手菓子メーカーなどからの受注量減少により、業務用の販売
数量が当初予定に至らず、売上高、利益ともに予定を下回ることとなりました。
また、最需要期となるクリスマス期におきましては、10月の記録的な長雨により促成いちごの生育が停滞したことと、
12月の断続的な強い寒気の影響を受けることとなりました。これによりいちごの市場への入荷量が伸び悩み、12月のいちご市場相場価格は、
高騰した前年よりもさらに高値で推移いたしました。この結果、市場相場価格に応じて販売する取引先への販売価格が上昇したことで、
売上高は当初予定を上回りました。一方で利益面においては、固定価格での販売先に対し、仕入価格の上昇が利益圧縮の要因となり、
予定していた利益を確保することができませんでした。
さらに、馬鈴薯事業の種馬鈴薯販売において、秋作向けである九州産の生育状況が悪く、予定していた販売数量を確保することができませんでした。
また、春作向けとなる北海道産の仕入数量は台風被害を受けた昨年に比べ確保することができましたが、
他県の作況が悪かったため、予定していた販売数量には至りませんでした。利益面では、
一部仕入価格が上昇したことで利益を圧縮する結果となりました。また、青果馬鈴薯においては、市場価格が低迷していたことで荷動きが悪く、
販売を控えることとなりました。これにより売上高、利益ともに予定を下回ることとなりました。